関西電力が、最大で500億円程度の資金を、みずほコープレート銀行をはじめとした複数
の金融機関から今月中に協調融資を受けることが明らかになりました。
本来であれば社債を発行して資金調達したいところだったのですが、福島第一原発の事故
により、市場での評価が著しく下落したため社債発行が困難となりました。
このため、融資を受けることで燃料などを購入するようです。
「転載開始:毎日新聞」
『<関西電力>最大500億円協調融資へ みずほコーポ銀など』
みずほコーポレート銀行など複数の金融機関が関西電力に月内にも最大500億円を協調
融資する方向で調整していることが7日、分かった。
関電は6月に200億~300億円規模の社債を発行する予定だったが、東京電力の原発
事故の影響で電力会社の社債発行が困難となったため、発行を延期した。
関電は当面、銀行からの借り入れで燃料購入などの資金調達を行うとみられる。
協調融資は、みずほコーポ銀が主幹事となり、他の大手銀行や地方銀行などへ融資団へ
の参加を呼び掛けている。
定期検査で停止している関電の原発は、政府のストレステスト(耐性試験)の実施で再稼働
の見通しが立たず、代替する火力発電の燃料確保などに調達資金を活用する方針。
しかし、ここまで信用を落としてしまうと回復させるのは容易ではありませんね。
電力株はいまや最高のデイトレ銘柄になってしまいました。
これまでは高い配当を狙って長期で運用するのが、基本だったのですが、福島第一原発の
事故により、株価は毎日のように乱高下を繰り返しています。
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