福島第一原発の事故により、経営難が深刻な東京電力が大手銀行3行から借入金の額
を7000億円から2.1兆円まで増額していたことがあきらかになりました。
たった1年で3倍に拡大することになったわけですが、「原子力損害賠償支援機構法案」
がすでに国会で通っているので、今後東電の株価は本来的な価値にまで戻ると考える
向きが市場では強まっていますが、そう簡単にはいかないと思います。
「転載開始:毎日新聞」
『<東電借入金>大手3行で2.1兆円に…最大は三井住友』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000516-san-bus_all
福島第1原発事故を受け、東京電力の大手銀行3行からの借入額が約2.1兆円に達し、
7000億円弱だった1年前から3倍以上に増加していることが、
東電の株主総会招集通知で明らかになった。
原発の代替となる火力発電の燃料費などを調達するため、東電は3月末に大手銀行など
から約2兆円の緊急融資を受けており、特に3行が東電の
資金繰りを支える構図が鮮明となった。
招集通知によると、3月末現在の借入金で最大は三井住友銀行からの9590億円。
1年前の2909億円から7000億円近く増加した。前年最大だった日本政策投資銀行
は300億円強減の3722億円にとどまる一方、みずほコーポレート銀行が6880億円、
三菱東京UFJ銀行が4540億円とそれぞれ大幅に膨らんだ。
東電を巡っては政府が14日、原発事故の損害賠償の枠組みを定めた「原子力損害賠償
支援機構法案」を国会に提出しており、金融支援の在り方が今後の焦点となりそうだ。
「転載終了」
まめに福島第一原発の様子をライブで放送している動画を見ているのですが、昨日から
また、白い煙がでています。これが何なのかは分かりませんが、良い状態にはないこと
くらいは素人の私にも分かります。この問題は本当に長引きそうです。
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