一時は、7000円台を切る寸前まで
日経平均株価は下落したわけですが、ここにきて
大きく戻しています。「米国経済が底を打った」「期末のドレッシング買いが入った」など
と色々といわれていますが、株価を押し上げた決定的な要因は不透明です。
通常であれば
株式市場全体の動きを読むにあたってプロのアナリストは3年前後先
まで予想をたてるといわれていますが、そういったプロの方たちでさえも3年どころか
数ヶ月先の状況を予想することができないほど混乱しています。
こうした状況下では中長期で投資するのはリスクが高いです。好景気の時期であれば
日経平均株価の動きに連動する銘柄は必然的に多いのですが、不況期には一部の
銘柄を除いてバラバラの動きを示す傾向が強まります。
また、短期間で大きく上昇すると、その反動が強まりますので、今後市場で発表され
る材料の中身によっては再び下落傾向が進む可能性も高いです。
こうした状況下では短期売買と割り切る必要があります。ですのでデイトレードが有効
な手段となります。売り買いをしながら株価上昇の動きに利益を積み上げながらつい
ていくことができますし、万一思惑が外れても損失額を限定できます。
売ったり買ったりの投資判断を早く下せる習慣が身についているからなのですが、
中長期での投資ではそうもいきません。大きく下落し、底を打ったと思って買っても
保有し続けている間にさらに一段下に下落する可能性が高いです。
実際に不況時には多くの投資家が損をしたくないがために、ちょっとした材料でも過敏
に反応する傾向が強いので、ゆっくりしていられない状況が必然的に訪れますので、
適切な投資判断を瞬時に下せるようになるためにも
デイトレードは有効です。
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