基本的に株価は常に動いているものです。そして、株価の動きは中長
期的には方向性を持っているように見受けられますが、短期的にみれ
ば小さな値動きの連続で成り立っています。
一瞬一瞬の値動きを見ると、値段を探るかのように上下に株価は動い
ています。一日の値動きを形にしたのが、ローソク足です。
長方形の上下で、始値と終値を示しています。終値が始値よりも高け
れば、長方形の中は白となり、低ければ黒となります。1日の高値は
上のヒゲ、1日の安値は下のヒゲで表されています。
ロウソク足にヒゲがなければ安値あるいは高値が、始値あるいは終値
と同じであることを表します。ですので、こういった1日の値動きの積み
重ねが、株価の中長期的な方向性となります。
ここで注意すべきことは昨日の終値が今日の始値になり、今日の終値
が明日の始値にはならないことです。昨日と今日の日足の間には、重
なり合う部分が生じたり、上下に隙間が生じたりします。
仮に昨日の終値が仮に300円であったとしても、今日の始値が300円
であるとは限らないのです。330円になるかもしれませんし、400円に
なる場合もごくまれにございます。
また逆に思惑がはずれることによって、株価が200円に下がる場合も
ありますし、それ以下になる場合もございます。
ただし、株式市場には、1日の値動きを制限する値幅制限というものが
ありますので、それを超えて値段がつくことはありません。また、値幅
制限いっぱいの値段がつく事を、ストップ高、ストップ安といいます。
チャート分析は一日二日で理解できるものではありません。基本的に
医者がレントゲンを見るようなものです。
いろいろな状態にあるものをみながら、相場観を養っていきますので、
この間にできるだけ損をしないで売買を繰り返す必要があります。
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